こんにちは、総務人事労務課のKです。
現在、『不安の世代』を読んでいます。
この本は、スマートフォンやSNSの普及が子どもたちの心や成長にどのような影響を与えているのかを、多くの研究やデータをもとに考察した一冊です。子育て中の方だけでなく、AIやデジタル技術が身近になった今、大人にとっても考えさせられる内容だと感じています。
特に印象に残ったのは、「子どもは自由な遊びや失敗を通して成長する」という考え方です。自分で考え、試行錯誤しながら経験を積むことが、判断力や協調性を育てるという内容に、とても考えさせられました。
一方で、仕事ではAIの活用が急速に進んでいます。AIは情報整理や文章作成などを効率化してくれる便利なツールで、私自身もメールの添削や文書作成を手伝ってもらったりしています。
その一方で、最近はAIに頼る場面が増え、自分で文章を考えたり、言葉を選んだりする機会が以前より少なくなっていることに気づきました。「このままでは、自分で考える力が少しずつ弱くなってしまうのではないか」と、不安になることもあります。
実際に、Amazonでは重要な会議でPowerPointではなく文章形式のメモを用い、内容を深く考える文化があることで知られています。また、デジタル教育を積極的に進めてきたスウェーデンでも、近年は紙の教科書や手書き、教師による指導を改めて重視する方向へ政策が見直されています。
AIはこれからの時代に欠かせない存在です。しかし、「AIを使うこと」が目的ではなく、人にしかできない思考力や創造力を支えるための道具として活用することが大切ではないでしょうか。
『不安の世代』は子どもたちの成長について書かれた本ですが、私自身にとっても、AI時代だからこそ「便利さ」と「考える力」のバランスを見つめ直すきっかけとなる一冊でした。