厳しい寒さが続いていますが、
正月ボケも抜け、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。
総務課のSでございます。
こう毎週のように最強寒波と聞いていては、
なんだかその大げさな言葉も響かなくなりますね。
言葉と言えば、先日とあるセミナーに参加しました。
セミナーと言っても、ひたすらお勉強が続く講義型セミナーと、
実践しながら身につける体験型セミナーがあるかと思います。
今回は後者のタイプで、自己PRや自社PRをする際、
どんな点に気をつけて振舞えばより相手に伝わるプレゼンになるか、
という事を実際にグループで練習しながら学ぶものでした。
突然ですが、メラビアンの法則をご存知ですか。
「ああ、あのメラビアンね・・・」なんて方はほとんどいないと思います。
人はコミュニケーションで何を重要視するのかというもので、
話の内容(言語情報)、口調や声色(聴覚情報)、見た目(視覚情報)、
それぞれ何パーセントぐらいだと思いますか?
メラビアンさんによると、
話の内容などの言語情報 7%、
声の調子などの音声情報 38%
見た目などの視覚情報 55%
だそうで、人は視覚からの影響を最も受けやすいとのことでした。
プレゼンでは、内容や構成ももちろん大切です。
ですが講師の方によると、一番大切なのは見せ方のテクニックだそうで、
それを実践できれば誰でも人前で上手に話せるとのこと。
プレゼン力に才能は必要ないとまで仰っていました。
いくつかポイントとなるテクニックのうち、最も大切で、
すぐに取り入れられるものを2つご紹介したいと思います。
まず一番大切なのは視線です。
プレゼンをする際、下を向いてはダメだという意識を持ち、
極力いろんな人の顔を見て話そうと努めている方は多いと思います。
私もその一人でしたが、
実は顔を見ようとする意識が先行するあまり、
一文を言い終わらないうちに次々と人の顔を流し見している方が多いそうです。
これはよくやってしまう間違いで、
聞いている人は自分に話しかけられているという感覚を持ちません。
大切なのは、意味がまとまった一文は必ず一人に向かって話しきることです。
そうなると、大体5秒程度は一人の顔を見つめ続けることになります。
試しにやってみていただきたいのですが、
気心知れた仲間であっても5秒間見つめ続けるのはなかなか難しく、
すぐ視線を逸らしたくなります。
しかし一人ずつ説得するように話していくことで、
話しかけられている方も視線を逸らしづらくなり、
聞いてもらえる確立が高まります。
視線を制するものはプレゼンを制するというほど、視線は大事だそうです。
次に大切なのは手です。
人は緊張するとすぐ手を前で組んだり、
片方の手でもう片方を押さえたりしたくなるものです。
しかしこれは自信がなさそうな印象を与えるばかりか、
物理的に体が縮まるので、声も出難くなります。
最初の挨拶で手を添えているのは大丈夫ですが、
一度プレゼンがスタートすれば、手は絶対に組まないのが鉄則だそうです。
また、手を上手に使えば物を指し示したり、数量や大きさ、
データ推移などを表現することもできます。
話している間、手がほったらかしにならない様、
様々なポイントで手を使うことによってリズムが生まれ、
メリハリのあるプレゼンになるとのことでした。
この2つくらいなら、今すぐにでも取り入れられそうですよね。
私個人としては、人の顔を見る努力はしていましたが、
一文を言い切るまで一人を見続けるという事はしたことがなかったので、
次に人前で何か発表するときはぜひやってみようと思いました。
皆さんも、まずは友達や恋人、同僚でも良いので
5秒間じーっと見つめ続ける練習からやってみてください。
きっと想像以上に難しくて、恥ずかしくて、笑ってしまいますよ!
春になればスピーチや挨拶をする機会が増える方も多いと思います。
皆様のプレゼンやスピーチのレベルアップの助けになれば幸いです。