こんにちは、大阪地区担当のM・Nでございます。
日々寒さが増していく今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私のブログでシリーズ化させていただいているお城紹介。今回は現存12天守の一つである丸岡城をご紹介いたします。

丸岡城は、福井県坂井市に位置し、北陸唯一の現存天守を持つ貴重なお城です。
丸岡城の天守は「二重三階」の構造となっており、外観は二重に見え、最上階を望楼(物見櫓)とした古式の建築様式、「独立式望楼型天守」です。屋根には、現存12天守の中で唯一となる石瓦が使われており、豪雪地帯である北陸ならではの工夫が見られます。
石瓦の重み、そして古式の石積み(野づら積み)の石垣と相まって、どこか重厚で質実剛健な佇まいが、丸岡城の大きな魅力です。
丸岡城は1576年、戦国武将・柴田勝家の甥にあたる柴田勝豊によって築かれたとされています。
その後、城主は何度か変わりましたが、江戸時代には有馬氏が治め、城下町の整備が進められました。
丸岡城は明治以降、一度は廃城令により取り壊されかけましたが、地元の人々の手で守られてきた歴史があります。
さらに、戦後の昭和23年の福井地震で天守が倒壊しましたが、残っていた木材をできる限り使用し、元の姿に近い形で復元されたという背景も興味深いポイントです。
地元の方の郷土愛が感じられますね。
丸岡城の天守に足を踏み入れると、まず目につくのが、非常に急な階段の斜度です。
・1階→2階の階段の傾斜は約 65度。
・2階→3階(最上階)への階段はさらに急で、約 67度 の勾配です。
階段はほとんど梯子のような感じで、現在は安全のためロープが設置されています。
登る際は足元にご注意を — ですが、その分、最上階まで登りきったときの達成感と、上から望む丸岡の町並みや周辺の眺望は、なかなかのものです。
また、天守の外観では、石瓦の屋根と古い石垣、そして古式の出格子や狭間・石落としなど防御を意識した造りが今に残されており、「戦国期〜江戸初期の実戦城の雰囲気」を感じることができます。
丸岡城のすぐ近くには、「一筆啓上 日本一短い手紙の館」があり、気軽に立ち寄れる観光スポットとしておすすめです。
春には丸岡城の周囲が桜で彩られ、「日本さくら名所100選」にも選ばれていますので、季節のタイミングが合えばより美しい景観を楽しめます。
石瓦の重厚な屋根、野づら積みの石垣、そして梯子に近い急な階段。写真やネットだけでは感じづらい“体験としてのお城の魅力”が、丸岡城には詰まっています。もし機会があれば、実際に足を運んで、当時の空気を味わってみてください。
それでは、また次の史跡紹介でお会いしましょう。
