こんにちは、大阪地区担当のM・Nでございます。
2月に入っても寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
私のブログで勝手にシリーズ化させていただいているお城の紹介、3つ目は現存12天守の一つ国宝松本城を紹介いたします。
松本城は、長野県松本市に位置し、特にその美しい姿が多くの観光客を魅了しています。この城は、別名「烏城」とも呼ばれ、その特徴的な黒い外壁がその名前の由来です。
少し歴史を語ると、1504年信濃守護・小笠原貞朝が一族の家臣・島立貞永に命じて築城させた深志城が始まりとされています。その後は武田信玄が深志城から小笠原長時を追放し、信濃侵攻の拠点として使用されることになりました。
時は流れ、1582年織田信長によって武田家が滅ぼされると、木曾義昌が深志城の城主に。同年本能寺の変で織田信長が滅亡すると、信濃の混乱に乗じ上杉景勝の後ろ盾を得た小笠原洞雪が城主となります。その後、小笠原貞慶により現在の松本城へと改名されました。
長々と歴史について語ってしましましたが、歴史に詳しくない方でも知っているような武将が関係してきていますね。
歴史の話から戻り、実際に目の前で松本城を見てみるとその美しい外観に加え、天守閣内の階段や窓の設計が独特で、城の構造における工夫が感じられます。外見は黒漆で塗られていて堀の方から見た重厚感は他のお城には無い迫力があります。天守は時代背景的に戦う城ということで狭間、石落としなどが沢山あり興味深い作りになっています。天守にある階段はとても急になっていて、最大斜度は61度とほとんど梯子のような状態になっていますので現地に行く方は気を付けてくださいね。
城を出て城下町の方に行くと風情のある建物が並んでおり、食べ歩きを楽しんだりできるのも良かったです。
お城だけではつまらないという方には、上高地も近くにありますので北アルプスの雄大な自然に触れてみるのも良いかもしれませんね。
今回は黒い外観が迫力のある松本城をご紹介させていただきました。最近はなんでもインターネットで見ることができると思いますが、現地に足を運び、実際に当時の生活を感じるというのも面白い体験だと思います。
それでは、また次の史跡紹介でお会いしましょう。