こんにちは、大阪地区 担当者のT.Yです。
今年はオリンピックイヤーとなり、いろいろな競技をテレビで観戦しました。
その中でも印象に残ったのは、柔道の阿部詩選手が敗戦時に号泣してしまうシーンでした。
努力をしてきて必死に戦い、その末での敗戦は本当に悔しかったと思います。
私以外にも、このシーンに心を動かされたゴルフ選手がいたので、そのことも印象的だったので下記にネット記事を引用しておきます。
男子ゴルフのオーストラリア代表ジェイソン・デイは、阿部 詩が個人戦で敗れた翌日にゴルフ会場となるル・ゴルフナショナルで公式会見に出席していた。
2015年に全米プロ選手権でメジャータイトルを手にし、世界ランキング1位も経験している人気ゴルファー。
すでに生涯獲得賞金は6000万ドル(約89億円)を超えている。
デイは112年ぶりにゴルフがオリンピック競技に復活した2016年のリオデジャネイロでは、現地で広まっていたジカ熱のリスク回避を理由に出場を見送った。
当時はまだゴルフ界にもわざわざオリンピックでやる必要があるのかというような懐疑的な見方も多くあり、多くのトッププロが参加していなかった。
デイ自身もゴルフに対するモチベーションが低下している時期だった。
そして今回、初めてオリンピック代表としてパリにやってきた。
そのデイが会見でこう語った。
「テレビを見たら柔道の女子選手が戦っていた。彼女たちがオリンピックで負けたときに味わう感情がどれほどのものなのか。
負けた選手が打ちひしがれる姿を見てオリンピックがどういうものかがわかった。
彼女たちにとって国を代表すること、メダルに挑み、勝ち取ることがどれほど大切なことなのかをね」
それがつまり阿部のことだった。
ほとんどのゴルファーは子どもの頃からメジャー大会で勝つことを夢見てプレーしてきている。デイも同じ。加えてオリンピックのゴルフは賞金も出ない。
それは普段とはまったく異なる環境での戦いだ。では、何を目指すのか。それを教えてくれたのが阿部の姿だった。
「アスリートが敗北を乗り越えようとする、初めての勝利をつかもうとする、初めてのメダルを勝ち取ろうとする。
その瞬間を見るのはとても感動的だ。だからオリンピックに対する自分の見方が変わったのは間違いない。
今週ここで戦えることにとても感謝している」
オリンピックの舞台に立つことの意味。阿部の慟哭には酸いも甘いも経験してきたトップゴルファーの心でさえ揺さぶるものがあった。
想像を超える努力をしてきても望んだ結果が手に入らない事もあると思いますが、目標に向かって努力する事の大切さを
改めて気づかされました。