お久しぶりです。大阪地区責任者のY・Oです。久しぶりの投稿です。
先日子供からこんな質問がありました。
「父ちゃん。リーマンショックってどんなショック?」
思わず???です。リーマンショックがどんなショック?
知ってる限りの情報を伝え、子供に「わかった?」と聞くと
「うーん。わかるような、わからんような。けど、なんでそんな大事になるの?」
その時の私の説明はこうです。
- アメリカは家を買う事がステータスの一つでみんなが簡単にローンを組めた
- ローンの返済が出来なかったら家を売れば良いと思っていたけど、家の値段が下がった。
バブルが崩壊した時に権利を沢山もっていた会社が倒産した。
こんな感じで説明しました。
確かにわかるような、わからんような感じなので補足で説明することに。
- サブプライムローン(信用度が低い人でも借りれる)の中に証券を組み込み価値を高く見せた
- リスク分散の為証券を世界中に分散させた
- 価格下落が発生し世界中に影響が出た
- 世界中の証券が紙くずとなった
こんな感じで説明すると「余計わからなくなった。なんでショック?」という疑問が。
という事で私自身のリーマンショックへの深掘りも含めて、今回は2008年9月15日に起きたリーマンショックに触れたいと思います。
皆さんご存知だと思いますが、アメリカの大手投資会社のリーマン・ブラザーズが経営破綻しました。金融機関同士のお金の貸し借りも滞り、その時に起きた経済への影響をリーマンショックと呼んでいます。
色々と調べてみると経営破綻したのが9月15日でそれより前から経営がとても傾いていた事がわかります。イケイケドンドンでサブプライムローンの証券化を進め絶好調でしたが、住宅証券を大量に所持していたリーマン・ブラザーズは住宅バブル崩壊と共に資金繰りが苦しくなります。経営破綻の4日前には韓国産業銀行との交渉決裂により株価が前日比45%安まで下落する事に。
所説あるそうですが、買収の最終段階でアメリカ政府が反対したと言われており、買収が成功していれば破綻は無かったのではないかとも。また世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェトが融資しないと言った事も影響しているとか。
結果論なのでなんとも言えないですが。
アメリカ政府が救済しなかった事にも触れておきましょう。実はリーマンショックが起きる半年前の3月に証券会社ベアスターンズが経営難になってしまい、ニューヨーク連邦準備銀行が緊急融資を行い、後にJPモルガンが買収しています。この時の経験から公的資金を使うのはいかがなものか?という意見が。そして、そのまま救済措置を受けれずにリーマン・ブラザーズは負債増額64兆円を抱え経営破綻になってしまいます。しかし翌日、同時期に経営難となっていた保険会社大手AIGに政府が約9兆円を融資する救済を発表します。リーマン・ブラザーズが破綻した翌日の救済措置発表に、世間は???です。実はこの救済措置にはAIGの破綻がもたらす影響を考慮されていました。(CDSを大量に発行していた為)
あまりにも影響が大きすぎると予見した為公的資金を投入して政府の管理下においたと考えられます。
救われたAIGと救われなかったリーマンブラザーズ。
理由は同じ商品を扱っていましたが発行量の違い(影響度合いの大きさ)と言われています。
世界中に様々な影響をもたらしたリーマンショックですが
リーマンブラザーズの経営破綻は防ぐ事が出来なかったのか?
15年以上経った今でも疑問が残る結末となっています。
そして、色々と調べていると、リーマンショックに日本人が絡んでいたとも。この内容については全く別の話となりますのでまたの機会に書ければいいかなぁと考えています。
普段は身の回りの事を書きますが、今回は少し違った角度で書いてみました。
また興味のある内容を調べておきたいと思います。 では今回はこの辺で失礼します。