2023/07/31

『マダニ』

早いもので今年も、もう7月が終わり8月を迎えます。

真っ黒に日焼けをし夏休みを満喫する子供たち、蝉の声、数年ぶりに目にする大きな打ち上げ花火・・・を観る人の群れ。

夏ですね。

ご無沙汰しております。兵庫地区責任者のM.Bです。

さて、楽しい楽しい夏ですが水難事故、車内置き去りによる熱中症など悲しいニュースが多くなる季節です。

子供の車内置き去り事故には、少しの間だから大丈夫と車内に残している事を認識している場合と、子供を車に乗せている事自体を忘れてしまっている場合があるそうです。

まず前者の場合、車内に残して大丈夫な時間は少しもありませんので、少しの間と思ってもダメです。

そして後者の場合、防ぐ策としてスマホや鞄、財布、鍵など自分が降車する際に置き忘れた事に気づくものを子供の近くに置いておくと良いそうです。

また、子供だけでなく高齢者も同様に危険ですので気を付けましょう。

ところで、先日、マダニに噛まれる機会がありまして。

なんか痛いような痒いような・・・

ホクロをかきむしってしもたんやろか?なんかプニプニしとるし、なんやろか?

なんて思っていたのですが、最初に異変に気づいてから数日後によく見ると・・・

これ!虫やないかい!なんか張り付いとる!そこそこ引っ張っても取れん!

ん~~~、エイ!

取れた!!!

と、大騒ぎ。

で、取れたものを調べるとどうやら「マダニ」。

そして、マダニに噛まれた場合はプニプニしたり、無理に引き抜いてはいけないとの記述。

やってしまった・・・

マダニは恐ろしい感染症を媒介し、プニプニするとマダニの体液を逆流させる、無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚内に残る為、気が付いたら触らずに医療機関で処置をしてもらう事。

これは・・・

やってしまった・・・

やってはいけませんと書いてあることを、綺麗に全部やってしまった。

昔から、子供のころからそんなことの繰り返し・・・

後日、皮膚科を受診し、噛まれていた箇所を切開・除去、抗生剤を処方してもらい、マダニが媒介する感染症の中で潜伏期間が一番長い2週間、冷や冷やしながら過ごしましたが何事も無く生き延びました。

昆虫採集やキャンプで山の中や草むらへ入る機会が増える季節です。

マダニはその、山の中や草むらに生息しており、複数の感染症を媒介します。

マダニが媒介する感染症の中には治療薬、ワクチンが確立されておらず10~30%と高い致死率のものもあります。

マダニが生息している山や草むらへ立ち入る際は長袖・長ズボンを着用し、肌を露出しない、防虫スプレーを活用する等、しっかりと対策をする事が重要です。

ちなみに、マダニの唾液には麻酔成分があり痛みや痒みを少なくし、噛みついたことに気づかせず、数日間吸血するそうです。

なんて、卑怯なんでしょう!そして、賢すぎる!!ダーウィンもびっくりの進化ですね!!!子供のころから進歩の無い私は余計に悔しい!!!!

何はともあれ、夕日に紅葉が映える頃、楽しい夏だったと振り返ることが出来るように事故・事件に気を付けお過ごしください。

では、失礼いたします。