2023/06/05

固定概念

このブログを記述しているのが、5月末。関西ではこの時期の梅雨入りは10年ぶりで、今年の気象状況が台風到来含めて荒れそうな予兆にならなければ良いと思う今日この頃です。

災害発生時の用心、備えを怠る事なく、気象状況を注視していきましょう。

さて、2月27日以来のブログとなります。兵庫地区責任者のA.Mです。今回のブログもどうぞ宜しくお願い致します。

 

 先日、ネットの記事で少しショックを受けた事がありました。SNS等でも論争になっているとの事。

その論争の内容が、「コンビニでカップ麺を買う事が、節約にあたるか否か」という内容でした。自分の感覚でいけば、新商品を試す為に定価で購入する事は理解出来るのですが、

節約する為という事が理解出来ず、興味を惹かれ、その記事を読んでみました。節約の為にコンビニで定価のカップ麺を購入している若い方が少なからずいる様で、SNS上ではスーパーで購入する方が安いとか。

自炊する方が節約になる等、もっともな意見が展開されていました。

しかし、この記事を書かれた御田寺 圭氏は、上記のもっともな意見とは異なり、貧困に関しての考察をされており、その内容に軽いショックを受けました。

一部抜粋すると、「貧すれば、鈍する」という事があり、貧困は、そこから脱するためのお得な情報や節約術や文化を学ぼうとしない「愚かさ」が指摘されているそうです。

そもそも、貧しい家庭では、生活費を稼ぐ為、家族総出で働きに出ている事が多く、そういう家庭の子供達は自炊する能力が欠けている。もしくはスーパー等で中長期的に安い食材を購入して自炊する方が

安くつくという考えが無い。もしくは思いつかないのだそうです。自炊をするという考えがない為、調理器具も無いので、コンビニで定価のカップ麺を購入し、当人は節約していると思っている様です。

ちなみに、富をもっている人は更に情報を得る事で、豊になっていくそうです。

各メディア等で日本でも貧富の差が取り沙汰されている事は知っていましたが、この記事を目の当たりにして少なからずショックを受けました。

僕が小学校高学年から中学生にかけて、日本はバブル期を経験しています。土地が高騰し、高額な絵画や会社の買収など富を享受していた時代がありました。

バブルがはじけてから、日本は経済的に低迷してきましたが、自分ではそこまでの貧困を感じた事は無く、ありがたい事に仕事にもありつけ、生活出来るだけの給与も頂いています。

自分の基準で物事をはかっていたのか、今回の記事の内容を知り、自分が無知である事に愕然とした次第です。書籍を読み、新聞も読んでいますが、文字だけでは理解しがたい事がこの世の中にはたくさんあり、

実際にそこへ足を運び、肌で感じ、自身の目で見て分かる事がたくさんあるという事でしょうか。今回の記事を読み、自分の小ささを改めて痛感しました。

現状に満足せず、一個の人間として大きく成長する為、体験する事を至上としながら研鑽を積んでいこうと考えさせられたそんな記事でした。

 参考ホームページ: 本人は節約のつもり…貧困層がスーパーの特売ではなく「コンビニのカップ麺」を平気で買ってしまう残酷な理由 お金がないのに「無駄遣い」せざるを得ず、ますます貧困に陥る | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)