2022/11/21

中華探訪

神戸に転勤となり、はや6ヶ月以上が経過し、季節も春から、冬へと季節が移り変わってきています。紅葉も終焉を迎え、落ち葉が目立つ様になってきた今日この頃。早いもので今年もあと1ヶ月ちょっととなり、2022年が終わろうとしています。

今年を振り返れば、ロシアのウクライナ侵攻。それを引き金としたエネルギー問題からの物価高が続き、値上げラッシュが家庭を直撃しており、不穏な空気感が今も続いている状況です。スーパーでのちょっとした買い物でも税を含む合計金額を見た時、「えっ??高っ!」と思う事を多々感じる様になりました。早く戦争が終結し、平穏な暮らしが世界中で享受出来る事を願ってやみません。そして、お財布への平穏も願っております。

さて、世界が戦争による物価高に苦しんでいる中、せっかく神戸へ転勤してきた事をフルに楽しもうと思い、休日を利用して色々と出歩きながら物価高を満喫しています。転勤した神戸の街を見渡すと、焼肉屋、ラーメン屋、中華料理屋が多い事に気付きます。焼肉に関しては、神戸牛の産地柄か、中華・ラーメンに関しては、中華街の影響があるのかなぁと思っていました。特に中華に関しては、「王将」の様なチェーン店の存在はもちろんですが、町中華等の大阪では見た事のない店舗が存在しています。思えば、神戸は港町で昔から貿易が盛んで海外から人が流入し、中国人(華僑)も多く移り住んでいる事から、中華料理屋が多いのでしょうね。

そこで、20数年ぶりに南京町中華街へ足を運ぶ事になりました!

お目当ては小龍包。ネットで調査して店を厳選して行ってきました。

まずは、赤い看板の「小龍湯包」という店へ。

あまり並ぶ事なく購入が出来、実食。美味しかったのですが想像通りの味で何か不完全燃焼気味。

次に向かった店は「YUN YUN」。

行ってびっくりしたのが長蛇の列で、普段並んで飲食する事がほとんどないのですが、今日だけはこれを目当てで来ている為、並んでみました。店の裏にまで続くほどの人の列でした。待つこと20分で店内へ。お目当ては焼き小籠包。注文して2階のイートインコーナーへ行き、付属のタレをかけ実食。

「う、うまい!」

皮はパリパリで中はジューシー!タレの具合も良く、南京町の中華街で初めて美味いと思える一品でした。

この「YUN YUN」を調べると焼きビーフンで有名なケンミンが運営しているとの事で、焼きビーフンも焼き小龍包と共に推しているメニューでした。

続いて、北京ダックで有名な「華鳳」へ。

こちらもけっこう並んでいる。この店は店舗の外で横たえた鶏の身を店主が刻み、野菜の上にその身をまぶし、餃子のような皮で包んで食べる。店先には、鶏一羽まるまるが焙られている様子を見る事が出来ます。商品の受け取り方が独特で、商品を包む紙を自分で取り、包み紙を持って待っているとそこへ店主が商品を投入してきます。お金は設置されている箱に自分で投入し、お釣りがあれば自分で取るというセルフ方式でした。

鶏の歯ごたえある肉質と、甘辛いタレとが絶妙にマッチしており、これはこれでありかなぁと思える味です。

次に向かったのは、角煮バーガーで有名は「皇蘭」へ。

ここも、並んでいる!15分程で注文が出来、早速、店の側でかぶりつきました。

お味は「・・・・」。

豚の角煮を包んでいる皮はもっちりしているのですが、正直あまり味が無い・・・

少し残念な感じでした。

元町駅前に戻り、台湾唐揚げの店「元町屋台」へ直行。

以前から駅前に出来ていたのは知っていたのですが、今回ダージーパイを試してみる事にしました。噂の台湾グルメだけあって女性客がめちゃくちゃ多い。仕上げのスパイスも「椒鹽粉 ジャオヤンフェン」「ホット」「チーズ」「カレー」の4種類から選べ、今回本場台湾でも使用されている「椒鹽粉 ジャオヤンフェン」をチョイス。出来あがったタージ―パイを受け取り、その大きさにびっくり!鶏肉を薄く延ばして揚げており、その大きさは顔をはるかに超えものが出てきます。しかも揚げたてなので、熱々なので手を火傷しそうでした。「椒鹽粉 ジャオヤンフェン」というスパイスも初めて食べたのですが、不思議な味で、例えるなら山椒に近いでしょうか。

味よりも見た目のインパクトや台湾グルメ先行の趣が強い様に感じました。

20数年ぶりの南京町中華街。

観光客も多く見受けられ、活気が出てきている様に思いました。以前来た頃から変わっていない所と新たな店舗が出来ていたりと楽しむ事が出来ました。次は近隣の中華料理屋にチャレンジしていきます。