2020/10/12

『ONE TEAM!』

こんにちは。人材サービス事業部Y.Sでございます。

早いもので、今年も残すところ2か月余りとなりました。年末までのラストスパートを進めている真っ最中ではありますが、この度も個人的な書き込みをさせて頂きますので、お付き合い頂ければ幸いです。

昨年の今頃、丁度この時期はラグビーワールドカップで日本中がグループ予選突破に一丸となっていた時期でした。流行語大賞にもなったこの言葉

「ONE TEAM!」

皆さん当然覚えていますよね?!

各企業でも学校でも政治活動をされている方々もこの言葉を活力に変えて、全員が同じ目標に向かう事で得られる「力」の素晴らしさを部下や生徒、国民に伝えられていたと思います。

あれから一年足らず・・・この言葉が聞こえなくなったのは非常に寂しい限りです。

この言葉をひっくり返すほどのコロナの影響力を改めて考えさせられました。

新しい生活様式は「ONE TEAM!」を意識する事の難しさも当然ありますが、決して無謀でも無理でもないと個人的には考えています。全員が同じ目標に向かう事は現在も可能です。「目標」というのは非常に重要な言葉ではありますが、決して変えてはならないものでは無いと考えています。簡単に言えば変えてしまえば良いのではないでしょうか。目標は「ビジョン」でもあり「価値観」でもあると考えています。決して「着地点」ではなく「通りたい線上にある点」であり、ゴールではありません。簡単にあきらめるのでは無く、この様な環境下だからこそ「ビジョン」、「価値観」はそのままに新たな目標を通過して「着地点」を目指すべきではないかと思います。目標を未達成にして、目標を見失ってしまうことは非常に勿体無いです。

「ONE TEAM」とほぼ同じ意味の言葉が戦時中に使われている事を知りました。「挙国一致(一つの目的のために国全体が一体となること)といったものです。当時、戦争に反対の姿勢を示す者は非国民扱いされ、戦局の悪化にも関わらず泥沼の戦いに突き進んで行ったそうです。まさに冷静さを欠いた暴走としか私は考えられません。着地点は戦争に勝った後の姿にあったはずで、あくまでも目標の一つであったと思います。いつしか勝つ事が着地点になったのか・・・もしくは目標を見失ってしまったのか・・・「ONE TEAM」という素晴らしい言葉も、使い方を間違えれば多くの不幸が生まれる事も知りました。

以前のブログでも書き込みましたが、コロナウィルスで悔しい思いをされている方が沢山いる中で、気持ちを前向きに変える事は簡単な事では無いと思います。ですが、前向きに変えられるのは自分しかいません。チャンスはいくらでもあります。それを掴むのは自分次第です。目指すべき「着地点」に向けて「目標」を見つめ直し、「ONE TEAM」を正しく理解した上で、全員が目標に向かう事で得られる「力」の素晴らしさを実感し、良い年末を迎えられる様に、残り2か月余り「後悔しない!」日々にしていこうと考えています!

今後もブログの投稿を続けていきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。