2017/05/31

総務課員の独り言

『総務課員の独り言』

総務担当のYでございます。

最後の登板になりますがどうぞ宜しくお願い致します。

 

さて、前回のブログにて、「お墓参りの風景を載せられたら」という事を書きましたので、今回はお墓参りに行った時の事を紹介したいと思います。

 

何故、お墓参りに行く事になったかというと、確かお彼岸を過ぎてからだったと思いますが、私の上司から「墓参りしてるか、お前?(いつもこんな口調です)先祖を大事にせなアカンで!」という事を言われました。(ちなみに私の上司は還暦を過ぎてます・・・ハイ!)

私はどちらかというと、実家に帰って親に顔を見せる事で十分だという気になっていたと思います。だから、正直言って今回のお墓参りも義務みたいな感じ…です。

 

私の親はというと、年に1回以上は必ずお墓参りに行っていて、私と兄もよく連れて行ってもらいました。(子供の頃はそれが面倒で嫌だったのですが…)

ただ、私の親にとってお墓参りは義務とかそういう事は一切無かったと思います。

「お墓参り行くから、準備して!」

っていう、ホント軽い感じ…、自然な感じです。

 

私はこの十年以上、先祖のお墓参りには行けておらず、「お墓参りに行かないといけないな…」と義務になってしまってます…。こういう事を義務と感じている時点でダメだなと反省しつつ、お墓参りに踏み切った次第です。

「ご先祖様、今まですいません。m(__)m」

という訳で、今回は母方の先祖のお墓参りに行ってきました。

 

以前のブログで書かせて頂いたのですが、私の母は島で育った人ですので、お墓も島にあります。その島に行く為には、定期船に乗っていかなくてはいけません。

 

久しぶりに乗る船です。まずは待合所で切符を購入しようとすると…

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「……。」

 

待合所に誰もいません。

周りを見渡して確認した所、切符売り場は船着き場の近くの所の小さな売り場に変わっていました…。

「昔は人も多くいて、もっと活気があったのに…」

切符を販売している人に聞いてみると、私の子供の頃は島の人口で2,000人程いたのですが、過疎化が進んで今は400人程に減少しているという事です。

時代の流れを感じました。

片道500円の切符を買い、定期船に乗ります。

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船に揺られて、30分ぐらいすると…。島が見えてきました。

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「昔見た島の風景と全く変わってないな~」と思いながら、島に到着。

早速、お墓まで向かいますが、この道中がかなりしんどいんです。

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行けども行けども坂道、坂道…。

歩くのがしんどくなるくらいで、ここも全く変わってないな…と思いながら、子供の頃と今の自分を比べてしまいます。年齢差を感じてしまいます。

道中、祖父母がやっていた神社があるので、立ち寄ってお参りします。(祖父は神職に就いてました)

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この神社には私の『天敵』がいて、それがこの馬の銅像です!

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小学生の時、はしゃいでこの馬の周りを走り回った際に馬の尻尾に頭をぶつけて流血するという事がありました。

初めて頭から流血したので、「あかん、頭から血が出てるから死ぬかもしれん…」と私が一言つぶやいた時、母親が笑いながら「そうやな、はよ病院行こ。」と言って島から強制送還させられました。

今でもこの馬を見るとその時の事が昨日の様に思い出されます。

あの時、馬の周りで騒いでいたのは悪かったなと思い、(はしゃいでスイマセン…)と馬に謝るべくおじぎをして、再びお墓へと向かいました。

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お墓から見える海の景色。

5月の初旬にしては暑かったのですが、潮風が心地よく感じられました。子供の頃は、よく見ていた景色でなんにも感じなかった風景なのに今はとても新鮮なものに見えます。

 

色々、躊躇しながらのお墓参りでしたが、いざ来てみると気持ちがストンと落ち着きました。

清々しい気分です。

今回は母方のお墓参りだったのですが、義務とかじゃなく、素直に父方の先祖のお墓にも行かないとと思いました。

そして父親として小学生の長男にもこういった事を言葉を通して伝えていくより、自分で見たものを考えて感じてもらえるような…、そんな姿を見せる事が出来たらと思います。

 

それでも、自分の両親に勝てる気はしないですが…

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最後までお付き合い頂き、有難うございました。

今回で総務担当Yのブログは終了いたします。短い間では御座いましたが、皆様、ご支援して頂き有難うございました。これからまた、新たな事にチャレンジし、飛躍していきたいと思います。

以上、総務担当のYでした。

これからも『総務課員の独り言』を宜しくお願いします。

<Y>